こんにちはドルフィンシステムの笹生です。
今日は 前回に続き USRP での不可解な現象についてお知らせです。
本件まだ調査中なので確定事項ではないということにご注意ください。
前回の記事では、弊社アプリと USRP-2954 を用いたテスト中に、「正弦波受信中に数十秒に一度程度、スパイク状のノイズが観測される」という現象について紹介しました。アプリの不具合を疑いましたが、ドライバのサンプル単体でも現象が再現されることを確認したものの、原因はまだ特定できていないという段階でした。
この現象が USRP-2954 固有のものなのか、それとも他の機種でも起こりうるのかを切り分けるため、今回の記事では USRP-2943 を使って同様のテストを行ってみました。
結果はというと――残念ながら、こちらでも同じように数十秒に一度程度の頻度でスパイク状のノイズが観測されました。
ドライバやアプリの構成は基本的に変えておらず、前回作成したスパイク検出用のサンプルアプリをそのまま使用しています。ハードウェアが異なっても再現するということは、ドライバレイヤーよりも下の層、あるいは環境要因も含めてもう少し広い視点で調査を進める必要がありそうです。
外来ノイズの可能性も完全には否定できませんし、もしかすると FPGA 側のタイミング的な問題なども関係しているかもしれません。
URP-2954 と USRP-2943 の共通点としてはベースとなる Ettus-Reserch の X310 を使用しているので X310 固有なのか、やはりアプリなのか?も含め今後調べてみたいと思います。
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