SDR フェージングシミュレータ Riviera のカスタマイズ応用事例

こんにちはドルフィンシステムの笹生です。

今日は弊社で開発販売をしている 「SDR フェージングシミュレータ Riviera のカスタマイズ応用事例」のご紹介です。

弊社で開発しているフェージングシミュレータは、SDR を使ったフェージングシミュレータですので、ベースとなるフェージングを生成するアルゴリズムのカスタマイズだけでなく、使い方や外観、UI についてお客様の要望に合わせたカスタマイズすることが可能です。

簡単にこれまで行ってきたカスタマイズの応用事例をご紹介していきたいと思います。

本日紹介するのは、WiFi 4 (開発当時は IEEE 802.11n) のチャネルモデル Aから F に対応したフェージングパラメータの生成ソフトウェアです。(このソフトウェアは旧ワンボックスタイプでのお客様向けカスタマイズオプション製品で、現在販売はしておりません)


WLAN 11n Channel Model Parameter Generator


外観は以下のようなソフトウェアになります。



このソフトウェアでは、「IEEE 802.11-03/940r4 IEEE P802.11 Wireless LANs TGn Channel Models May 10, 2004」の資料を参考に、Model A ~ F までの CDL チャネルモデルを Riviera フェージングシミュレータソフトウェアで扱うためのパラメータ設定ファイルに変換して出力するソフトウェアになります。

当時の取説では以下の様に説明しています。

「WLAN11nChModelGen.exe (以下本ソフト)は、IEEE 802.11n のチャネルモデル設定からRiviera チャネルエミュレータのパラメータ設定ファイルを生成するソフトウェアです。

予め用意された 11n のモデルファイル (.tgn ファイル) のモデルを選択し、必要な項目(キャリア周波数やアンテナ間隔など)をセットすることで、Riviera One Box チャネルエミュレータの設定に必要なパラメータ設定ファイル (.ini、.mimo) を生成します。」


このソフトウェアでは、WLAN 11n のチャネルモデルの仕様書のクラスターのタップの設定項目を設定である 遅延、相対パワー、AoA、Rx AS、AoD、TxAS を、入力して PDP と Spatial Correlation Matrix を生成します。

例えば Model F の場合、5つのクラスターがそれぞれ下図のような遅延プロファイルを形成します。


合成した PDP はこのようになります。


MIMO (2x2) の設定としての空間相関の行列も生成し、各パスごとのAoA, AoD から空間相関行列 (4x4) が設定されます。
以下は当時の ワンボックスタイプの Riviera ソフトウェアで読み込んだ画像です。


その上で、各パスごとの素波(最大32) が AS に従った空間広がりに近くなるように設定されています。


まとめ

このようにベースとなるフェージングシミュレータのソフトウェアに加えてカスタマイズしたソフトウェアを使うことで応用できる幅が広がります。

むしろそういった柔軟なカスタマイズに対応できることこそが弊社の Riviera フェージングシミュレータの最大の特徴かもしれません。



0 件のコメント :

コメントを投稿