こんにちはドルフィンシステムの笹生です。
今日も USRPサンプル紹介の続きです。
サンプルの場所や開き方は第一回目 NI USRP のサンプルを紐解く (1) ~"niUSRP EX Rx Continuous Async.vi"~ のブログを見てみてください。
今日は CW 信号を連続送信するサンプルの「niUSRP EX Tx Continuous Async.vi」を紹介します。
CWを連続送信する niUSRP EX Tx Continuous Async.vi
このサンプルを LabVIEW 2020 で開いてみます。
このサンプルは名称からして、「NI USRP で非同期で連続して送信するサンプル」となります。どんな信号を送信できるかというと CW信号(トーン信号)です。
第一回目 NI USRP のサンプルを紐解く (1) ~"niUSRP EX Rx Continuous Async.vi"~ が受信側なのでそれと対になるサンプルです。
フロントパネルとしては、左側が設定関連、中央が設定の確認用表示関連、右側が送信信号の時間波形グラフ表示になります。
実行しエラーがなければ右側のグラフに送信信号の IQ 信号の時間波形が表示されます。この波形で STOP が押されるまで指定した送信ポートから繰り返し送信されます。
注意点としてはこのサンプルでは信号レベルについて、所謂一般的な SG のように dBm での指定ではなく、あくまでもデジタル波形の振幅 (1.0未満) とゲインでの設定です。
そのため本当のレベルはスペアナなどで確認をする必要があります。
上記デフォルト設定でUSRP-2954 での送信信号の出力レベルは弊社のスペアナでは -11dBm 程度でした。(ケーブル損失を考えると -10dBm程度でしょうか)
USRP の設定としてはいろんなデバイスに対応していますが、汎用的につくる必要上その設定で各デバイスごとに特性が異なるので致し方ないかなとも思います。(デバイスの種類、RFモジュールの種類を特定して設定から逆算みたいなことも可能ではあると思いますが、、、あくまでも単純なサンプルなので)
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