Riviera フェージングシミュレータの FAQ (IPコア編)


こんにちは。ドルフィンシステムの笹生です。
今回も引き続きフェージングシミュレータの FAQ をお送りしたいと思うのですが、弊社フェージングシミュレータの心臓部でもある IP コアにフォーカスしたいと思います。

Q1) Riviera IP コアとはなんですか?

ドルフィンシステムで開発したフェージングシミュレータ用の計算エンジンを「Riviera」と呼んでいます。
この「Riviera」エンジンは FPGA (Xilinx)用に最適化して IP コアとして構築されています。
Xilinx FPGA が搭載されている機器にこの Riviera IP コアを組み込むことでフェージングシミュレータを作り上げることができます。

Q2) IPコアを使用した例はどのようなものがありますか?

弊社フェージングシミュレータはもちろん、いくつか例がございますので紹介します。

・弊社「ワンボックスフェージングシミュレータ」
2x2 MIMO 対応のフェージングシミュレータです。ハードウェアの設計も弊社で行っています。現在次期バージョンを企画しています。

・弊社「USRP版フェージングシミュレータ」
National Instruments社の SDR デバイスである USRP-RIO に実装しフェージングシミュレータを実現しています。

・「MIMO-OTA用フェージングシミュレータ」
あるお客様様が開発した RFモジュール + FPGA ボードに弊社 IP コアを組み込んで 4x8 MIMO OTA 用のフェージングシミュレータを実現しました。
・「フェージングを付加した GPS 信号シミュレータシステム」
別のお客様の例ではソフトウェア生成した GPS 信号 (IQデータ) FPGA 上の Riviera に渡してフェージングを付加し、RF 送信機に渡してリアルタイム生成するシステムです。

Q3) IPコアだけで購入はできますか?

IPコアだけの販売はしておりません。ハードウェアに対しての組み込み作業、制御ソフトウェアのインターフェース部分の対応作業、調整・確認作業などなど、さまざまな付帯作業が生じるためです。 Q2 にあるように開発案件等では使用いただけますので詳細はお問合せください。
お問合せページはこちら
http://www.dolphinsystem.jp/contactus/


まとめ

今回は IP コアにフォーカスしたFAQ でした。お客様がフェージングシミュレータをお使いになりたい条件は様々だと思います。ご相談いただければ使い方や必要なカスタマイズなどのご提案も可能です。お気軽にご相談ください。

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