- 管理者権限でcmdを起動する。
- CドライブのNIFPGAフォルダをDドライブのNIFPGAフォルダにリンクする
こんにちは、ドルフィンシステムの笹生です。
前回は Windows のシンボリックリンクの機能を使えば、非常に大きいサイズの LabVIEW FPGA コンパイラの実体を別の HDD にインストールして移すことでメインの HDD の容量の節約ができることを紹介しました。
今回は一歩進んで、既にメインの HDD へインストール済みの LabVIEW FPGA コンパイラの実体をポータブル HDD に移したらどうなるかを検証してみました。
なぜそんなことを試したのかといいますと、私が今使っているノートパソコンにも LabVIEW FPGA が複数バージョン入っているのですが何とかしたいというのがきっかけです。
もちろん、最初から容量の大きい HDD (or SSD) を搭載したノート PC であればあまり気にしなくても良いかもしれませんが、やはり FPGA コンパイラの容量はばかにできません。
それならポータブル HDD に移しておいてもよいのではないかと思った次第です。
前置きが長くなりましたが、早速試してみました。
ポータブル HDD に NIFPGA フォルダを移動してみる
手順まず、インストール先フォルダである C:\NIFPGA をフォルダごと全てポータブル HDD (Dドライブ) にコピーします。(元の NI FPGA フォルダはこの時点で削除してもよいのですが一応動作確認が取れるまではリネームしておきました。)
前回のシンボリックリンク作成の要領でシンボリックリンクのみを作成します。
実際にローカルでコンパイルしてみたところうまくいきました!
外部コンパイルサーバーへのアクセスも、FPGAシミュレーションも問題なく動作させることができました。
これでメインの HDD のほうもだいぶ容量を節約できます。こちらも簡単にできました!
ポータブル HDD を外している時はどうなるの?
それではポータブル HDD を外している状態ではどうなるのでしょうか?ノートPCですので、普段は外しておきたいのが本心です。外してしまえば実体のあるローカルコンパイラを使ったコンパイルはできません。これは当然だと思います。
では実体はそもそも外部にあるコンパイルサーバーでのコンパイルはできるでしょうか?
じつは。。。残念ながらできませんでした。。。
NIFPGA のフォルダを一時的に使用しているようで、エラーしてしまいました。
それならせめて LabVIEW FPGA のシミュレーションはできるでしょうか?
残念ながらこれもできませんでした。。。
できないだけでなく、LabVIEW そのものが落ちてしまうこともあるようです。
(確証はないのですが Xilinx IP を使うようなシミュレーションはできないようです)
まとめ
ポータブル HDD を外した状態では制約は出てしまいますが、基本的にポータブル HDD を接続すれば問題ない話ですのでノート PC で FPGA コンパイラの容量が大きすぎて困る時はこの方法は大変助かると思います。次回はさらにもう一歩進めてポータブル HDD に移した FPGA コンパイラを別の PC に接続してインストール済み LabVIEW から同じように FPGA コンパイル等できるかを試してみたいと思います。
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