こんにちは、ドルフィンシステムの笹生です。
先々週の私のリモートの悩みを聞いて指南してくれた先週の弊社福島のメールニュース・ブログ記事を参考に、「SDR機器をSwitchBotプラグでリモートから電源 ON/OFF してみた!」として実際に試してみました!
福島の記事にもありますが、私の要望としては大きく以下の2点になります。
1.SDR機器の電源オンオフ
2.SMAケーブルの接続切替
福島の記事でSDR機器の電源オンオフを実現する手段として「SwitchBotプラグ」が紹介されておりましたのでそれを早速使ってみたいと思います。
SwitchBot とはなにか?
こちらが公式ページですね。SwitchBot とは何かということはこちらで見ることができます。
要するに IoT 製品で実現する家電制御装置ってところでしょうか。(語彙が無くてすみません)
ホームページによりますと以下のようなラインナップがあるようです。
・SwitchBotハブミニ
・SwitchBotボット
・SwitchBot温湿度計
・SeitchBot加湿器
・SwitchBotプラグ
・SwitchBotカーテン
など
既に結構色々な種類がありますよね。自宅で色々使えそうなものばかりです。
個人的にも非常に興味があるところですが今回は SDR 機器の電源のオンオフができるようにしたいということで、会社でも購入した「SwitchBotプラグ」を使うことにしました。
SwitchBotプラグのセットアップについて
こちらの公式ホームページの説明を参考にセットアップをしていきます。
公式の手順が記載されているのですが、指示の通りだと私も最初うまくいかずちょっとつまずいたので最終的にうまくいった手順を書いていきます。
①SwitchBot の専用アプリをスマホにダウンロード、インストールし、起動します。
(必須ですので黙ってインストールします。評価が低いのは気になりますが、、、おそらく使い始めるまでの設定が結構慣れていない人にとっては難しいのではないでしょうか。。。)
↓
②SwitchBot のアカウントの新規作成をします。
プロフィールメニュー→ログインして→登録作業に進めます。
(ここも必須ですね。指示に従ってアカウントを作っていきます。)
↓
ここから初期設定です。
③プラグに設定したい会社の Wifi のネットワークに自分のスマホも自動接続できるようにしておきます。
このとき重要なのは使用する Wifi AP はセキュリティー上大丈夫な AP (弊社の場合はゲスト用の AP) にしておきました。
スマホのその他の設定を以下のようにします。
モバイルデータ→OFF
位置情報→ON
(このスマホの 3点の設定は結構大事で、Wifi のほうも自動接続にしておくことが肝のようです。)
↓
④SwitchBot アプリでプラグのデバイスを追加します。
右上の+を押します。
プラグを選択します。
↓
⑤指示に従って、プラグ電源ボタン長押しします。
青で点滅をします。
(この状態で、プラグが Wifi の AP のような状態になっているようです。)
↓
⑥SwitchBotアプリで次へ
システムの Wifi 設定画面が開くので、プラグの AP ネットワークに接続します。
タップしてその他のオプションで接続を維持するにしておきます。
↓
⑦アプリに戻ります。
(ここで、初期設定③の3点がきちんとしていないと先に進まず戻ってしまいます。最初は結構ここではまってしまいました。)
設定画面が以下のようにでるので、SwitchBotプラグを接続したい会社のセキュリティ上安全な Wifi AP に設定をします。
この段階ではまだ、スマホはプラグの AP に接続が維持されている状態です。
(このとき一旦プラグの AP のWifi ネットワークが無効になり、自分のスマホがプラグと同じ会社の Wifi ネットワークに自動接続します。ここがポイントで、こうして初めてプラグとスマホの間(アカウントの間)でペアリングができるという仕組みのようです)
しばらくすると下のような画面になれば成功です。
SwitchBotアプリのホームメニューに無事にプラグが追加されました。
アイコンをタップすればオンオフをすることができ、雲マーク(クラウド設定)を押すと詳細な設定ができます。
ここまで行ってしまえば、スマホの Wifi を OFF にして 4G での接続でもプラグの ON/OFF ができます。
これで、SwitchBotプラグを使って電源の供給をリモートで ON/OFF できるようになりました。
SDR機器側の設定
あとは電源 供給されたときに起動できるように SDR 機器側も設定しておきます。今回のケースでは前回記事のような構成を考え、USRP-RIO も PXIシャーシの電源も入るようにしておく作業をします。
USRP-RIO は、ロック式オルタネイト動作のプッシュボタンなので押した状態にしておくことで、電源が供給されれば電源が ON になり、電源供給がなくなれば電源OFF に自動的になります。
一方、PXIシャーシのほうはデフォルトでは電源が供給されても起動しないので、BIOSの設定を変更してあげます。PXIのコントローラの BIOS では、「Power/Wake Configuration」→「Restore After Power Loss」
の項目を「Turn On」にします。
こうすることで、電源が供給されたら電源が入る設定になります。
まずはこの状態でリモートで試す前に会社での動作確認をしました。
アプリからプラグの電源 ONしてみます。
無事に、USPR と PXIシャーシに電源が供給され、OSも起動できました。
もちろん、開発も可能です!
さてここまで準備できたら、いよいよリモートで電源の ON/OFF して開発やデバッグが可能な状態です!
早速外からスマホの SwitchBot アプリで電源 ON!
これで電源が入っているはずです!
確認のため起動するまでの時間を少し待ってからリモートデスクトップで接続を試みます。
無事にリモートで接続でき、USRP も認識され、LabVIEW プロジェクトを起動して送受信が実行できました!
開発が終わったら OS を終了して完全にシャットダウンが終わるであろう時間を少し空けてから、アプリで電源 OFFしてみます!
アプリの設定では遅延実行ができるため、 OS終了後に余裕をもって電源OFFできるように設定できます。今回は10分後にオフするようにしました。
またスケジュール機能もあり曜日や時間を指定して制御できるようです。
まとめ
それにしても、いやー便利です。もちろんまだまだできないこともありますが、電源の ON/OFF ができるだけでもかなり便利ですね。
次回は開発用の USRP や PC は数も限られているので、複数人でシェアして使えるかを試してみたいと思います。
0 件のコメント :
コメントを投稿