調子の悪かった相棒「OctoClock-G」が復活しました!


こんにちはドルフィンシステムの笹生です。

前回、複数台の USRP の同期などに使用していた USRP の開発には無くてはならないアクセサリの1つである OctoClock-G の調子がおかしくなってしまいました。

原因は GPSDO が故障したことが分かりまして、早速 GPSDO を注文し差し替えたところ見事に復活をしました!

ちなみに OctoClock-G については以下の記事も参考になりますので是非。

弊社福島のブログ↓

【複数台USRP】クロック分配する際の必須デバイス、OctoClockの内部/外部クロックを切り替える時の注意

私の過去の記事↓

USRPと信号処理 FPGA の処理クロックを同期させる

オクトクロックを購入する際の注意ポイントについて

OctoClock用のGPSDO購入時の注意

GPSDO で調べると3種類販売されているようです。






上記のようにそれぞれ対応するデバイスがあり、OctoClock-G で使用している GPSDO は 
のタイプになります。

3.は 2 のコンパチで形状からは違いが分かりにくいと思いますが、省電力で使用できるようにしているので、OctoClock では使用できません。

それぞれの比較は以下のサイトにありますので参考にしてください。

GPSDO のリビジョンが上がった?

今回購入した GPSDO と故障した GPSDO に貼られていたシールを見比べてみると、若干違うようでした。



7年前からバージョンアップがあったようです。

故障したGPSDO購入した GPSDO
LCXOLC_XO w/OCXO
BOM:3.1BOM 3.6
FW:0.929a-1PPSFW:1.101-PPS

よーく見ると基板のパターンなども若干変化しています。

もしかして少し精度が向上しているとかあるのでしょうか。。。
比較してみたいと思いましたが、古いほうは故障しているので、別の機会があれば比較したいと思います。

Octoclock-G に装着します

Octoclock-G の天板のネジを外して、故障した GPSDO を取り出し、購入した GPSDO に差し替えます。
向きはピンの数が上下で異なるので間違って挿すことは無いと思います。


ピンが弱いので丁寧に挿抜してください。

電源を入れて動作確認します

電源を入れて、オシロスコープで確認します。
10MHz リファレンスクロック出力も 1PPS も正常に動作することを確認しました。


また USRP のアプリケーションでも、外部のREF、PPS にOctoClock の出力を使用する設定で正しく動作できることを確認しました。


まとめ

GPSDO が故障してしまいましたが、しばらくファンクションジェネレータを利用していましたが、新たに購入した GPSDO で問題なく動作するようになりました。

前回のブログにあるように、完全に信号が出ないというわけは無かったので、気が付くまでちょっと分かりにくいと思います。

ただ GPSDO の故障であれば簡単に交換は可能なので、参考にしてみてください。




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