こんにちはドルフィンシステムの笹生です。
今回は弊社で企画中の次世代のフェージングシミュレータ Riviera NEXT(仮) について簡単にご紹介したいと思います。
ちなみにまだ企画中の段階なので、是非ともアドバイスやこういった機能が欲しいなどお気軽にこちらのアンケートに書いてください!!
そもそもこれまでのフェージングシミュレータ Riviera とは?
詳細はこちら弊社 HP をご覧ください。
これまで弊社のフェージングシミュレータ Riviera が想定する伝搬環境はモバイル移動体通信が主なターゲットでした。
アーキテクチャや設計は既に 10年以上経っているのでさすがに古く、また当時の FPGA のリソースに収まるように意外とケチケチしてリソースを使いまわしていました。
初期は Virtex5 に 2x2 を乗せるのが目標で、これが一つ IP コアの設計の基準となりました。そのため数多くの伝搬パスをリアルタイムにシミュレーションするためには、メモリ量や DSPリソースを制限しながら、かつ、動作周波数が上がるように設計しました。
苦労はしたものの物理現象を模擬する IP コアの為、移動体通信向けとして現在まで対応できるものとなっております。
しかしながら、想定する伝搬路の距離(最大遅延)や、移動体のスピードなど、チャネル数など含め今後の B5G/6G を考えるとちょっと対応が難しい面もあると思い改めて「今後の無線通信の伝搬路シミュレータとしてドルフィンらしいものは何か?」を 1 から考え直そうというのが Riviera NEXT(仮) です。
企画中の Riviera NEXT(仮) はどうなる?
まだ方向性が定まっていません。今はまだまだ絶賛発散中です。
やはり Beyond 5G/6G を一つのターゲットにしたいと思っています。
特に NTN (非地上系ネットワーク)向けには是非対応したいですね。
ひとまず遅ればせながら 3GPP TR38.811 "Study on New Radio (NR) to support non-terrestrial networks" を見ながら勉強しております。
弊社の強みはお客様のご要望に沿うようにソフトウェアをカスタマイズが可能である点にあります。加えて汎用品(主に USRPなどのソフトウェア無線機)を使用することでハードウェアのコストを下げているところも特徴です。
そうしたところからも、是非アンケートから忌憚なきご意見を頂けたら大変助かります。
9月頃にはどのような製品になりそうか固める予定です。
ご期待ください。
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