こんにちはドルフィンシステムの笹生です。
今日は久しぶりに弊社フェージングシミュレータ(チャネルエミュレータ)の次世代版 Riviera-NEXT の開発状況をお伝えしようと思っています。
リリース時期はまだ未定ですが開発がやっとすすんできまして、現在 複数の USRP へ対応したFPGA のイメージビルドが完了してきました。
他の案件が優先のためなかなか手が回っていないのが現状ですが、来る 2026/9/16 の NI Days の出展に向けて何かしらお見せできる状態に持っていけたらと思っています。
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今年も NI Days Japan 2026 が開催されます。
NI Daysは、NIの最新技術やソリューションを実際に見て、触れて、技術者同士で情報交換もできる年に一度のイベントです。
今年は昨年よりもさらに大きな会場へと規模を拡大して開催されます。会場はJR浜松町駅から徒歩2分、都営地下鉄大門駅直結とアクセスも良く、お気軽にご来場いただけます。
今年は、テストや計測に最適化されたプログラミングAI 「NI Nigel」 のデモをはじめ、最新のNI製品やソリューションを実際に体験できる展示・セッションが多数予定されています。
ドルフィンの出展内容⭐
ドルフィンシステムも今年も出展予定です。
・USRPを用いたRF収録・再生システム
・SDRフェージングシミュレータ
をご紹介します。
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という事で、次世代 Riviera SDR フェージングシミュレータはどのあたりが進化するのか早速見ていきましょう。
対応機種が大きく広がります
次世代版の最大のポイントは、共通設計で USRP の各機種に展開できるようになったことです。現時点で以下の機種向けの FPGA イメージビルドは完了しています。
- X310 + UBX (現行版 Riviera USRP で検証実績のあるデバイス NI USRP 2954)
- X 420 / X440 (最新世代、広帯域、多チャンネル)
- E320 (小型・スタンドアロン。 PCレスで持ち運び可能)
大型専用計測器と異なり、小型でコストパフォーマンスに優れているので、試験ベンチに1台づつ、別々の部署や拠点に配置する、といった運用ができるのが、USRP ベースの強みです。
N3xx シリーズも順次ビルドしていく予定です。
性能面の進化
- フルレート対応 : 200Msps (X310) ~ 250Msps (X4xx系) でサンプルを間引かずにリアルタイムにフェージングを付与します。
-マルチパス数を拡大 : 最大 32パスに対応し、3GPP TR 38.901 の TDL/CDL チャネルモデル (24タップ) をそのまま収容できます。
- NTN (衛星通信) 対応 : LEO 衛星級の大きなドップラーシフトとその時間変化(ドップラーレート)までハードウェアで模擬できます。
こんな構成も作れるようになりました
設計の柔軟性を生かして、従来にない構成の動作イメージもビルドが通りました。
- 衛星 1台 x IoT 端末 7台 (X440): 端末 1台ごとに独立した軌道ドップラーを与える、NTN-IoT の多端末試験構成を USRP X440 1台で実現できるかもしれません。
- 衛星 2台 x 地上局 6局 (X440) : GNSS / 衛星測位系の受信評価にも応用できる構成もできるかもしれません。
上記構成で実際の端末群を RF で接続し、端末ごとに独立したチャネルwお与えられる装置は調べた限りではまだほとんど例はないと思われます。
使い勝手はそのままに
- 現行 Riviera のシナリオ機能は互換性をもって対応する予定です。
- 現在、お客様ご自身の要件(パス数、遅延スプレッド、ドップラー、チャネル数など)をスライダーで選ぶと対応機種と構成の目安がその場でわかる Web 判定ツールも準備中です。
品質へのこだわり
次世代版は、ビット精度の参照モデルを作成し、FPGA の出力が完全一致することを前厚生で機械的に検証する開発スタイルを取りました。ここは特に大事なところなので、力を入れました。
今後について
現在は実機での検証を行っており、最終確認を行っているところです。
ソフトウェアの開発がまだありますが、順次作成していく予定です。
リリース時期・価格などは確定しましたらまた改めてご案内します。
ご興味を持たれてご不明な点やご相談はいつでもお気軽にご連絡ください。
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