MATLAB・Simulink 環境の USRP E310 サンプルを動かしてみる!(4) スタンドアローン編


こんにちはドルフィンシステムの笹生です。

さて今回は、「MATLAB・Simulink 環境の USRP E310 サンプルを動かしてみる!」の第4弾スタンドアローン動作について紹介します。
前回は開発の大きな流れを紹介しました。
実際に前回の手順に従っていけば、E310 でサンプルを動作させることが可能です。

今回はさらに一歩進んで、スタンドアローン動作にチャレンジしてみます。

サンプルについておさらいとモチベーション

前回のサンプルはこちらの URL のサンプルになります。
この手順に従っていけば、USRP E310 の開発を MATLAB からすることができるのは前回の説明の通りです。

MATLAB・Simulink で E310 を開発できるのはもちろん効率も良くていいのですが、サンプルのままだとどうしてもホストに MATLAB・Simulink が動作する PC が必要になってしまいます。

USRP E310 はどちらかというと組み込み型 USRP ですので、できればスタンドアローンで動作させたいのが本音ですよね。

スタンドアローンでどうやってサンプルを動かすか?

実はこの方法は残念ながら Web等では公開されていないようで、私が調査した限りでは公式非公式を含め情報は無いようでした。

その為 MathWorks 様に方法をお尋ねしたところ、スタンドアローン動作の方法について回答を得ることができました。ただまだ公式な情報ではないと思いますので、ここでの紹介は最小限の手順概要にとどめておきたいと思います。

① 生成したFPGA の BitStream(実行ファイル) を E310 にダウンロードします
② ARM の Simulink モデルをコンパイルして実行ファイルにし、FTPで E310 にコピーします
③ 実行するシェルスクリプトを編集・作成します

まとめ

ターミナルで外部からログインしてシェルスクリプトを実行することで基本的なスタンドアローン動作をさせることが無事にできました!
今回は起動時の自動実行までできませんでしたが、いずれ対応させて真のスタンドアローン実行をさせたいと思います!



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