WTP2019 に行ってきました









こんにちは、ドルフィンシステムの笹生です。
先日関東も梅雨入りしたようですね。こちらではこれまでの暑さが嘘のように肌寒く感じることもあり体調を崩してしまいそうですね。

ワイヤレステクノロジーパーク WTP2019


さて今回は先日 (2019/5/29 - 31) 東京ビッグサイトで開催された WTP2019 の 情報通信研究機構様 (以下 NICT 様) の展示ブースにて、弊社が NICT様から受託開発した装置が展示されたので行ってきました。

「多数接続と低遅延を実現する無線アクセス技術 STABLE(ステイブル)」です。
※この技術内容について解説されている NICT様のプレスリリースはこちら↓
http://www.nict.go.jp/press/2018/08/20-1.html
※2018年秋に行われた CEATEC でも NICT 様のブースで展示されておりその時の記事はこちら↓
http://dolphinsasoh.blogspot.com/2018/10/ceatec2018.html


私は WTP 2019 初日に短い時間でしたが足を運びました。NICT 様ブースは大盛況で、多くのお客様が熱心に説明を聞いておられました。

今回の WTP 2019 での展示は前回の CEATEC からさらに実用に近いものに進化していました。
今回はアプリケーションとして自動車の自動運転・安全支援を想定した展示です。複数台の自動車(=端末) の位置情報や遅延時間等を利用して衝突などの危険な状況になりそうな時には注意喚起して安全に停止できるものでした。同時に且つ低遅延で多数の端末が接続できることを積極的に活用されたアプリケーションで、自動車以外の様々な領域の社会システムへの応用も期待されています。

実際にフィールドで実証実験が行われ、その成果がわかりやすい動画で紹介されいました。
この研究では端末は USRP-RIO が最大 10台、基地局では PXIシステムでFPGAボードを拡張させて開発しています。

また京都大学様、ATR様の研究成果が発表されておりまして、弊社も一部開発のお手伝いをさせて頂いておりました。こちらでも、SDR のシステム (USRP・PXI等) を使用しています。

まとめ

今回は WTP 2019 についてお送りしました。
WTP を回ってみて、無線の研究、特に物理層に USRP-RIO や PXI と LabVIEW といった SDR プラットフォームを採用することは非常に有効だなぁと改めて思いました。以前より効率的になったとはいえ、開発はもちろん簡単ではないですし、苦労や大変な面、ご迷惑をおかけしてしまうこともありますが、こうして実際に自分たちが開発に関わらせていただいたものの展示・発表を見るとやはり感慨深いものですね。

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